「のど元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがあります。

わたしが医師になった20数年前は、「胸やけ」を訴えて来られる患者さんも、胃カメラで「逆流性食道炎」をみることも滅多にありませんでした。

胃カメラ検査後にもらった報告書に「バレット食道」と書かれていたら・・・

「のどに何かがつまっている感じがする」 「のどに塊のようなものがある気がする」 「でも、耳鼻科では何も異常がないと言われた」 ・・・クリニックにはこのような訴えの患者さんがたくさん来られます。

胸（胸腔）とお腹（腹腔）は横隔膜という筋肉の膜で分かれています。横隔膜には食道裂孔という食道が通る孔（あな）が開いており、胸側にある食道とお腹側にある胃がそこでつながっています。

胃食道逆流症（GERDガード：gastroesophageal reflux disease）は胸やけなどの自覚症状と内視鏡検査によって分類されます。

「若い時は何を食べても胸やけなんかしなかったのになぁ・・・」という方は、多いのではないでしょうか？

6月25日のブログで胃食道逆流症(Gastroesophageal reflux disease : GERD　ガード)のことを少し書きましたが、続きを書こうと思いつつ早1か月・・・

胃食道逆流症(Gastroesophageal reflux disease : GERD　ガード)とは、主に胃酸が食道へ逆流することにより、食後に胸やけや酸っぱい液体がこみ上げるなど、胸のあたりに不快な症状を感じる病気…

お酒に弱い人が「鍛えると強くなるんだ！」と言っているのは本当なのでしょうか？