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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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胃腸内科 / 内視鏡内科

阪神西宮駅徒歩30秒

胃カメラ

胃カメラについて

胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)について

  • 鼻または口から内視鏡を挿入して、のど(咽頭・喉頭)・食道・胃・十二指腸の病気を調べる検査です。
  • 粘膜の状態を細かく観察できますので、炎症や潰瘍、ポリープの有無が瞬時に分かるだけでなく、わずか数㎜の早期がんを発見することもできます。
  • 当クリニックでは、患者さまのご希望や状態に応じて胃カメラの方法をオーダーメイドでお選びいただけます。
  • 検査に使用するのは、極細径(先端部:5.4mm)の胃カメラです。細くても非常にきれいで明るい画質のカメラですので、精度の高い検査が可能です。
  • 異常が見つかった場合には、必要に応じて小さな組織を取り(生検)、顕微鏡による病理検査で診断を確定します。
  • 検査にかかる時間は5〜10分程度です。
  • 胃と腸のどちらにも症状があり、胃カメラ・大腸カメラ両方が必要な場合は、同じ日に続けて検査を受けていただくことも可能です。

このような方に胃カメラをお勧めします

  • のどに違和感・つかえる感じがある
  • 胸やけ・はきけ・げっぷがある
  • 胃(みぞおち)の痛みがある
  • 胃のもたれ・張り・不快感がある
  • 食欲がない・体重が減少した
  • 便の色が黒い・貧血を指摘された
  • 検診でピロリ菌の感染を指摘された
  • 慢性胃炎・胃潰瘍だと言われたことがある
  • 40歳以上で一度も胃カメラを受けたことがない
  • ピロリ菌を調べたことがない
  • お酒をよく飲む
  • タバコを吸う(吸っていた)
  • 家族に胃がん、食道がんの方がいる

胃カメラでわかる主な病気

1.咽喉(のど)・食道の病気

  • 咽頭がん
  • 食道がん
  • 胃食道逆流症(逆流性食道炎)
  • 食道裂孔ヘルニア
  • バレット食道
  • 好酸球性食道炎
  • 食道カンジダ症

2.胃・十二指腸の病気

  • ピロリ菌感染(萎縮性胃炎)
  • 胃がん
  • 機能性ディスペプシア
  • 胃ポリープ
  • 胃・十二指腸潰瘍

胃カメラの流れ

  • 胃カメラはお電話またはWEBで直接ご予約いただけます。
  • 事前に診察にご来院していただけますと検査の説明を丁寧に行いますので、より安心・安全に胃カメラを受けていただくことができます。事前診察をご希望される場合は、「胃腸内科初診予約」よりご予約ください。
  • 直接ご予約いただいた方には、検査の方法(経鼻/経口、鎮静剤あり/なし)をご来院後にお選びいただきます。鎮静剤の使用をご希望される方は、検査当日、自動車・バイク・自転車の運転はご遠慮ください。

1.検査前日
午前の検査の方は夜 9 時までに食事をお済ませ下さい。飲み物は夜 9 時以降も飲んでいただいて構いません。

午後の検査の方は検査前日の食事に制限はございません。

2.検査当日
午前の検査の方は、当日の朝お食事はできません。検査の2時間前まで、水かお茶は飲んでいただいて構いません。

午後の検査の方は、朝食は9時までにお済ませください。食べてよい朝食:くだもの(なんでも可)、はちみつ、ヨーグルト

飲んでよい朝食:トマトジュース、フルーツジュース(野菜ジュースは不可)、緑茶、水

検査の2時間前まで、水か緑茶は飲んで大丈夫です。以降は絶飲食です。

3.検査前処置
検査予約時間の20分前にお越しください。鼻または口の局所麻酔を行います。ゼリー状の麻酔薬をのどに溜めるのが苦手な方のために、麻酔薬を「氷」にして舐めるという方法でのどの局所麻酔を行います。
ご希望に応じて鎮静剤(+鎮痛剤)を投与してから検査を始めます。
4.検査中
鎮静剤を使用しない場合は、検査の画面を見ながら説明を受けたり、質問したりすることができます。検査時間はおよそ5〜10分です。
5.検査後
鎮静剤を使用された場合は、目が覚めるまで1時間程度リカバリールームでゆっくりお休みいただきます。パウダールームでお化粧直しをしていただけます。
6.検査結果説明
検査の画像をお見せしながら、説明を行います。分からないことや不安なことがございましたら、遠慮なくお尋ねください。組織検査やピロリ菌検査を行った場合は、後日受診していただくか、オンライン診療で結果をご説明いたします。

ピロリ菌検査

ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリ、人の胃の中で生息する菌です。ピロリ菌の多くは乳幼児期に感染すると考えられており、一度感染すると胃の中に一生棲み続け、自然にいなくなることは稀です。日本でのピロリ菌の感染者数はおよそ6,000万人にものぼるとされ、年齢が高い方ほど感染している確率が高くなります。

ピロリ菌が感染した胃粘膜には炎症を起き、長年にわたって続きます(慢性胃炎)。やがて、胃液や胃酸などを分泌する胃の組織が縮みます(萎縮性胃炎)。さらに進むと、胃の粘膜が腸の粘膜 のように変化し(腸上皮化生)、胃がんの発生母地になります。

胃カメラで検査すると、萎縮性胃炎や腸上皮化生をお持ちかどうか、つまり「ピロリ菌が感染していそうな胃」かどうかがすぐに分かります。ピロリ菌が感染していそうな方には、ピロリ菌感染の有無を調べる検査が保険で認められています。

当クリニックでは、胃カメラで取った組織を試薬で調べる方法(迅速ウレアーゼ試験)、血液を調べる方法(血清ピロリ菌抗体検査)、便を調べる方法(便中ピロリ菌抗原検査)を行っております。

内視鏡検査を受けずにピロリ菌だけを検査したい場合や、ピロリ菌が感染していなさそうな胃でもピロリ菌を調べたいという場合には、自費になります。

ピロリ菌の感染が分かった方には、胃がんの発生を抑えるために除菌治療をお勧めしています。

わたしたちの強み

1.極細径の経鼻内視鏡によるオエッとなりにくい検査

  • 胃カメラが辛いと感じる理由はさまざまですが、とくに辛いのは舌の奥にカメラが触れてオエッとなる嘔吐反射です。鼻から細いカメラを入れると、口から入れるのとは違い、舌の根元にカメラが触れないのでオエッとなりにくくなります。
    極細径の経鼻内視鏡によるオエッとなりにくい検査
  • ただし、ただ単に鼻からカメラを入れれば楽だという訳ではありません。鼻から喉にしっかり局所麻酔をする技術、喉を刺激せずにカメラを通過させる技術、胃をできるだけ刺激しないように観察する技術など、細かい技術の積み重ねによって、ほとんどの方が鎮静剤を使わなくても楽に検査を受けていただくことができます。
  • 検査中に会話できますので、何かあればいつでも伝えられます。また、天井から吊り下げたモニターで検査中の画面をリアルタイムでご覧いただきながら、説明を受けたり、質問したりすることができます。終わった後にすぐご帰宅いただけ、お車の運転ができることもメリットです。

2.麻酔(鎮痛・鎮静)の程度まで選べるオーダーメイド検査

  • それぞれの患者さまのご希望や状況に応じて、最適な方法をオーダーメイドでご提案いたします。
  • ゼリー状の麻酔薬をのどに溜めるのが苦手な方のために、麻酔薬を「氷」にして舐めるという方法でのどの局所麻酔を行います。詳しくはこちら
  • 初めての胃カメラで不安が強い方、これまでの検査で辛い思いをされた方、鼻が狭くて通りにくい方などには、鎮静剤や鎮痛剤を使った口からの胃カメラをお勧めします。
  • 胃カメラは「痛い」検査ではありませんが、鎮痛剤を使うと唾液の分泌が抑えられ、オエッとならずに検査が受けやすくなります。
  • 各方法のメリットだけでなく、デメリットもしっかりとご理解いただいたうえで、選ぶことが大切です。
  • 緑内障、重症筋無力症、呼吸器疾患、循環器疾患で治療を受けられている方は鎮静内視鏡をお受けいただけないことがありますので、事前にご相談ください。

胃カメラ

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3.精度の高い検査をするための設備

  • 患者さまに楽に検査を受けていただくのはもちろん、病気を見落とさない精度の高い検査を提供するための設備を整えています。
  • 2020年7月に発売されたオリンパスの次世代内視鏡システム「EVIS X1」と4K対応大型モニターを導入しています。明るく鮮明な画像が得られ、病変の発見や診断のためのさまざまな新技術を搭載したシステムです。
  • 2020年3月に発売された、極細径(先端部:5.4mm)胃カメラ「GIF-1200N」を導入しています。これまでの経鼻胃カメラは、細くした分、画面が暗い、画質が粗いなど、患者さまは楽でも精密に診断するためには問題点もありました。この新しいカメラは、極細でありながら非常にきれいで明るいハイビジョン画質を実現した、これまでの欠点を克服したものです。
    胃カメライメージ
  • 内視鏡室の照明は、患者さまにはリラックス効果が得られ、内視鏡医には検査の画面が見やすくなるブルーライトを採用しています。

4.快適にすごしていただくための環境

  • 広々とした半個室のリカバリールームを5室用意しています。
  • 鎮痛剤・鎮静剤を使用された方は検査後、内視鏡専用の電動リクライニングベッドに寝たままの状態で、スタッフがリカバリールームまでお連れいたします。
  • 目が覚めるまで、そのままゆっくりとお休みいただけます。リカバリールーム

費用

検査の内容 1割負担の方 3割負担の方
胃カメラ(観察のみ) 約2,000円 約5,000円
胃カメラ+病理組織検査 約3,000円〜4,500円 約9,000円〜13,000円
ピロリ菌検査費用 追加+約500円 追加+約1,500円
  • 上記費用とは別に、初・再診料などが必要です。
  • 病理組織検査は、組織を取った部位よって保険点数(料金)が異なります。