WEB予約

ひだ胃腸内視鏡クリニック

ご予約・お問い合わせ

0798-26-5070

胃腸内科 / 内視鏡内科

阪神西宮駅徒歩30秒

プロフェッショナルとは

プロフェッショナルとは

「プロフェッショナル」・・・この言葉を、この人ほど体現している日本人は、他には居ないのではないでしょうか?

 

昨日、シアトル・マリナーズのホーム球場で、イチローさんの球団殿堂入りを祝うセレモニーが行なわれました。

 

大ファンのわたしは、さっそくYouTubeで拝見しました。

イチローさんらしいユーモアにあふれ、野球に対する熱い思いが込められた15分を超える英語のスピーチに、満員のスタンドが沸き、温かい雰囲気に包まれていました。

 

「言葉とは「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」ではないですか?」

 

現役時代のイチローさんの名言です。

 

野球を心から愛し、どんな状況におかれても毎日努力を積み重ね、現役を退いた今でさえ、それを体現し続けている「イチローさんの言葉」だからこそ、心に響くのだと思います。

 

イチローさんを見ていると、アマチュアとプロフェッショナルの差はもちろんのこと、普通のプロ選手と超一流と呼ばれる選手の間にも、歴然とした差があることがよく分かります。

 

さらに、イチローさんの場合は超一流のさらに上。

 

普通、メジャーで殿堂入りが確実視されているような超の付く大物であれば、余生をのんびりと過ごすのが当たり前です。

大抵は現役の時よりぽっちゃりし、中には見る影もない人も・・・。

 

ところが、イチローさんの場合は、現役引退後もマリナーズの若手選手のよき手本として、よき練習相手として、努力することを止めません。

 

さらに、シーズンオフには、日本で高校球児や女子選手の指導まで行っています。

スーパースターが掛ける一言は、球児にとってどれだけうれしく、刺激になることか。

 

しかし、そのための「準備」にかかる時間と努力は、年齢と共におそらく現役の時以上に大変になっているはずです。

 

イチローさんは、誰よりも「準備」を大切にするプロだと思います。

 

「しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。」

 

「準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく。」

 

「特別なことをするために、特別なことをするのではない。特別なことをするために、普段どおりの当たり前のことをする。」

 

「毎日、同じ情熱を持ち、自分のやるべきことをやることが必要。」

 

すべて、イチローさんが発した言葉です。

 

プロフェッショナルとは、差別化されたスキルを身に付けることだけではありません。

身に付けたスキルを最大限に発揮するために、地味で辛くても日々の準備を怠らないこと、さらに現状に満足せずに努力し、進化し続けられる人こそが、真のプロだと思います。

しかし、多くの人にとって、それはとても難しいことです。

 

「努力せずに何かできるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうじゃない。努力した結果、何かができるようになる人のことを「天才」というのなら、僕はそうだと思う。人が僕のことを、努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」

 

「プロフェッショナルとは何か?」を体現し続けるイチローさんの言葉を嚙みしめながら、ジャンルは違いますが、胃腸科の、内視鏡の、IBD診療のプロとして、いや、プロと名乗って恥ずかしくないように、日々の準備と努力を怠らないようにがんばろうと思います。

 

西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F

「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ

 

日本消化器内視鏡学会専門医 

日本消化器病学会専門医、評議員

日本消化管学会胃腸科専門医

詳しいプロフィールはこちら