祝WBC制覇!
- 2023年3月27日
- 日常
いやー、すごかったですねWBC。
そうそう!20000超えてて、炎症反応がえぐかったな!
・・・って、何の話やねん? そのWBCとちゃうわ。
WBCと言えば「白血球(white blood cell)」な、医者あるあるは置いといて。
激闘となったメキシコとの準決勝は、とくに感動しましたね〜。
1点ビハインドの9回。
大谷が気迫の二塁打で出塁し、感情むき出しでベンチを鼓舞。
7回に起死回生の同点3ランを打った吉田が冷静に四球でチャンスを広げる。
ここで、この試合でも3三振と不振を極めていた村上。
送りバントで走者を進めて、次の岡本で勝負するのが妥当な場面。
それでも、栗山監督はブレることなく村上を信じる。
その思いに答え、左中間フェンス直撃の会心の一打を放つ村神様。
一塁代走の周東が神足をかっ飛ばしてサヨナラのホームに滑り込む!
歓喜の輪の中で、栗山監督が村上と抱き合い「遅いよムネェーーー」の一言。
涙をこらえてずーーっと「シャーーーー」って絶叫する村上。
最高やないかい。
敗戦後にメキシコのベンジー・ギル監督が放った、
Japan advances, but the world of baseball won tonight.
(日本が勝った。しかし、今夜の試合は野球界の勝利だ)
という名言がすべてを物語るように、野球のおもしろさが凝縮した最高の試合でした。
そして迎えたアメリカとの決勝戦。
クリニックを臨時休業にしたろか?という誘惑に駆られましたが(←あかんやろ)、こんな日に?来ていただく患者さんのために、待合室にタブレットを置いてWBCを放映し、普段の音楽を止めて院内に実況を流すという異例の臨戦態勢で挑みました。(←どんだけ好きやねん)
結果はみなさんご存じの通り。
これまでの日本は、打者はバントや機動力を駆使し、投手は変化球とコントロールの妙でかわす繊細なスモールベースボールで世界と戦ってきました。
ところが今回は、スラッガーが本塁打を放ち、投手陣も150キロ台の直球でガンガン押しまくるパワーピッチングで、スーパースターが居並ぶアメリカに堂々と競り勝った。
パワーでも勝てるという日本野球の進化を世界にまざまざと見せつけた今回の優勝は、これまでの2回とは意味合いが全く違うように思います。
そして、その進化の象徴が大谷翔平。
大谷ヒストリーを振り返ると・・・
栗山監督に口説かれ日ハムに入団
↓
誰しもが無理と言った二刀流で大活躍
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日ハムを日本一に導きメジャーへ
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怪我を乗り越えメジャーでも二刀流を貫きMVP
↓
恩師の栗山監督率いるWBCに参加表明
↓
精神的支柱となり投打で大活躍
↓
アメリカとの決勝戦でクローザーに抜擢
↓
メジャー最高の打者で普段は同僚のトラウトと真っ向勝負
↓
トラウトからすべて空振りの三振切り
↓
WBC日本一&恩師の胴上げ&MVP受賞
・・・なにこの完璧なシナリオ。
漫画でもやらんわwww・・・な、もはや神話のレベル。
100年後ぐらいには、
大谷翔平:かつて存在したとされる伝説の野球選手。
剛速球と多彩な変化球を投げ、とてつもないホームランを打ち、足も速い。
イケメンで、謙虚な人柄。
最新の研究では地球人であったことが疑われている。
・・・とか、言われてそう。
今回のWBCは他にも、
合宿初日から参加し、投手陣だけでなくチーム全体をまとめ上げたダル兄さん、
「誰それ?」から始まり、あっと言う間に国民的ヒーローになったヌートバー、
小指を骨折しながらも最後までやりきった源田、
などなど、各選手にさまざまなストーリーがありました。
えっ、阪神の選手?
中野は源田のアクシデントでちょっとだけ活躍したし。
湯浅はメキシコ戦の大事な場面で追加点とられたけど、それなりに頑張ったし。
そう言えば、WBC強化試合で才木が低めのフォークを大谷に片膝・片手でスタンドまでぶち込まれとったなぁ・・・からの、岡田監督の「大谷に打たれても別にええやんか。対戦せえへんから。」の迷言。
・・・悲しいわぁ (´•̥ ω •̥` )
われらが阪神タイガースからも、次のWBCで大活躍できるような選手が育ちますように。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医