ツイッターの世界
- 2022年1月9日
- 日常
開業してからツイッターを見るようになりました。
えっ!今ごろツイッターデビューかよ・・・
と思われるかもしれませんが、今までSNSはFacebookとLineぐらいしか使ってなかったんですよね。
やってみると、医療関係者にもツイッタラー(ツイッターユーザー)は多いようです。
今のところ自分ではつぶやかず、のぞき見だけに留めてますが。
他のSNSと比べると、ツイッターは
・多くのユーザーが匿名
・気軽さゆえに更新頻度が高い
・情報がリアルタイムに上がる
・「リツイート」機能によって拡散性が高い
・好みのユーザーを承認なしでフォローできる
・まったく知らない人とも交流しやすい
といった特徴があり、のぞいてみるとなかなか面白い世界です。
ちなみにツイッターでは医療関係者のツイッタラーのことを、まとめて「医クラ」と呼んでいるようです。
「医クラ」は医療クラスタの略で、医療従事者の集団、医者界隈の人ってとこですね。
そして、一言で「医クラ」といっても千差万別。
職業も医師、看護師だけでなく、技師、医療事務、開業コンサルタント、開業医の奥さんまで多岐にわたります。
さらに、医師の中にも実名でつぶやく有名な先生から、やる気のない研修医まで色々いますね。
ユーザーのほとんどが匿名ですので、信頼性という点においては注意を要しますが、
・クリニック経営のアイデアやノウハウ
・治療薬や内視鏡関連の新しい情報
・医療現場の裏側(本音)
などがつぶやかれているので、かなり役に立ちます。
例えば昨年は、コロナの診療状況やクリニックでどうやってワクチンの投与の対応をしているかといった現場の生の声がリアルタイムに聞けて、大変参考になりました。
もちろんこのようなお役立ち情報だけでなく、「医者あるある」や「こんな患者さんに困った」、「ただの愚痴・毒吐き」、といった他では聞けない匿名ならではの本音のつぶやきに、笑ったり、共感したり、癒されたり。
勤務医と時代とは違い、ある意味孤独な院長という立場・・・
日ごろは、「あ〜、それ分かるわぁ〜」という共感を分かち合える同士が、周りに居ないんですよね。
クリニックの院長のツイッタラーにはかなりキャラが立っているドクターも多く、毒を吐き過ぎて?消えたり、垢バレ(アカウントがバレて本人特定)で消えたりする人もしばしば。
とくに自称「やばクリ」系の先生のつぶやきはめっちゃ面白い。
「やばクリ」とは、やばいクリニック(1日の患者さんが20人以下が目安)のことらしいのですが、自虐のつぶやきやクリニックの赤字を投資で補うといったやばさにも震えます。
全日本ヤバクリ医学会の「シケメンソイソース」先生の昨年12月24日のつぶやきは、
患者さんこないから院内で職員クリパやっててワロタ( ˙-˙ )
そいそークリニックピンチです( ˙-˙ )
・・・でした。
おもろすぎるやろ。
ちなみに、クリニックは経営状況によって「やばクリ」以外にも
つぶクリ=つぶれそうなクリニック
ひまクリ=ひまなクリニック
ふつクリ=ふつうのクリニック
ウハクリ=ウハな(儲かっている)クリニック
超ウハクリ=超ウハウハなクリニック
などの呼び名があるようです(笑)。
ウチはおかげさまで、
ひだクリニックピンチです( ˙-˙ )
って、つぶやかんでええくらいにはなったかな・・・。
ツイッターを癒しに、マイペースでやって行きます。
西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医