World IBD Day
1年前のブログでもご紹介しましたが、今週末の5月19日はWorld IBD Dayです。
World IBD Dayとは、世界50ヵ国以上の炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)の患者団体が主導して制定した日で、日本では「IBDを理解する日」と呼ばれています。
毎年この日には、世界中で500~1000万人の方が患っていると言われている潰瘍性大腸炎・クローン病の患者さんが、結びつき、励ましあい、病気に対する正しい理解を社会全体で深めてもらうための啓発イベントが行われています。
その1つが、世界各地の有名なランドマークをIBDのシンボルカラーである紫色にライトアップすること。
今年は大阪の患者会「大阪IBD」が主体となって大阪城をライトアップするイベントが行われます。
また、同日には患者さん向けの市民公開講座や医療関係者向けの講演会も行われます。
①『World IBD Day 2024』市民公開講座 紡ぐ~IBD患者さんと社会と医療関係者と~
日時:2024年5月19日(日)10:00~14:00
開催方法:Web講演会
②『World IBD Day 2024』 紡ぐ~IBD患者さんと社会と医療関係者と~ (医療関係者向け)
日時:2024年5月19日(日)14:00~18:10
開催方法:Web講演会
昨年の5月19日は平日でしたが、今年は日曜日。
お時間のある方は、講演会を聞いたり、紫色に染まる大阪城に足を運んでみたりしてはいかがでしょうか。
IBDという難病が社会全体で正しく理解されるための大切な一歩にきっとなるはずです。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医