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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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胃腸内科 / 内視鏡内科

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第2回ひだまり会「仕事とIBD」①

第2回ひだまり会「仕事とIBD」①

3月24日(日)に第2回「ひだまり会」を開催いたします。

 

「ひだまり会」は、わたしたちのクリニックに受診されているIBD(潰瘍性大腸炎・クローン病)の患者さんとそのご家族を対象に、

・IBDの最新情報をお伝えする場として

・患者さん同士が気軽に交流していただく場として

少しでもお役に立てれば良いなと思って立ち上げた交流イベントです。

 

すでにたくさんの方々から「参加します!」というお声をいただいておりますが、改めて日時と場所をお知らせしておきます。

 

日時: 2024年3月24日(日)14:00~16:00

場所:西宮市民会館 3階 中会議室301

(阪神西宮駅「市役所口」改札 北へ徒歩1分)

 

今回掲げたテーマは、

「仕事とIBD ~安心して働くためにできること~」

 

安心して仕事をするためには、言うまでもなく病気を「治療」でしっかり安定させることが第一です。

IBDという病気の治療は日々進歩しており、多くの方の病気の勢いをコントロールできるようになってきました。

ですが、残念ながら「完治」するわけではありません。

病気が落ち着いているときも、定期的な通院と治療の継続は欠かせません。

また、日々のちょっとしたことで、突然「再燃」してしまうこともあります。

 

その「再燃」につながる最大の要因は、「ストレス」だと言われています。

「精神的なストレス」や「仕事や家庭でかかえる問題」などが、難病患者さんの「体調の崩れやすさ」につながる引き金となります。

仕事をするに当たり、IBDという病気に対する理解がなく、配慮が得られない職場や、身体的または精神的に負荷がかかるような職場では、とくに症状が悪化しやすく、結果として仕事が続けられなくなる方もおられます。

 

若い時に発症することが多いIBDという難病の「治療」を続けながら、生きていく上で欠かせない「仕事」をいかにして両立させるのか・・・

 

少子高齢化により生産年齢人口が減少しているわが国において、治療と仕事の両立を支援し、一定の配慮さえあれば働ける人の就労環境を整えることは、とても大切な課題です。

 

このような背景もあり、IBDを含む難病患者さんに対して、治療方法の確立だけではなく、就労を含めた生活への支援にやっと注目が集まるようになってきました。

 

主に「がん患者さん」の支援を目的としてきた「治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」(厚生労働省作成)においても、2020年3月から「難病」に関する事項が設けられ、診療の現場でもIBD患者さんの両立支援がスタートしています。

 

・・・ですが、実際に「両立支援」に携わってみると、たくさんの課題があることに気づかされます。

 

その一番の問題は、われわれ医師や看護師といった医療従事者が、会社などの仕事の仕組みや労働環境にていてよく分かっていないということ。

もう、

「次長と課長ってどっちが偉いの?」

「ホワイトカラーとブルーカラーってなに?」

っていう残念なレベル。

 

これじゃあ、適切な支援やアドバイスはできません。

 

今回のひだまり会の目的は、みなさんに勉強していただくだけでなく、むしろわたしたちが参加していただいたみなさんから学ぶことにあります。

 

ぜひ、IBDを抱えながら働く現場のリアルな「声」をお聞かせください。

 

「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ

 

日本消化器内視鏡学会専門医

日本消化器病学会専門医、評議員

日本消化管学会胃腸科専門医

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