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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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驚きの進歩!次世代内視鏡システム

驚きの進歩!次世代内視鏡システム

本日、クリニックに導入する予定になっているオリンパスの次世代の内視鏡システム「EVIS X1」と、経鼻上部消化管内視鏡(胃カメラ)「GIF-1200N」を勤務先の病院で試すことができました。
内視鏡システムの方はまだ発売前であり、兵庫県下で行われる初のデモとのことです。
オリンパスの担当の方でさえ、実際の患者さんの検査に使われているところを見るのは初めてだと仰っていました。

オリンパスの内視鏡システムは8年ぶりのモデルチェンジであり、がんなどの病変を効率よく発見したり、診断の質を向上したりするための新しい技術が搭載され、大きく進歩しているとのことです。
ワクワクしますね。

さて、実際に使った印象は・・・

まず、これまでの現行機に比べて圧倒的に画像が明るくきれいです。
モニターが4K画質になったということもありますが、経鼻内視鏡とは思えないような解像度で驚くほど鮮明ですし、明るさも申し分ありません。
ライトの光量だけではなく、画像の処理によって遠景の暗い部分を明るく補正しているようですが、画像処理による不自然さやノイズはまったく気になりません。
新システム+新経鼻内視鏡の組み合わせは、現行システムの経口内視鏡に劣らないどころか、さらに上回るような画像が得られる印象で、想像以上でした。
これまでの経鼻内視鏡の弱点(細い分、画面が暗い・解像度が悪い)は、完全に払拭されていると思います。

また、システムの方は、粘膜表面の「構造」「色調」「明るさ」の 3つの要素を最適化するTXI(Texture and Color Enhancement Imaging)、粘膜下の組織とくにに血管の構造を強調するRDI(Red Dichromatic Imaging)という新しい画像強調モードも加わっています。
TXIでは粘膜の凹凸が強調されるだけでなく、赤はより赤に、白はより白に強調されて見えるため、わずかな変化でも認識しやすくなります。早期の胃がんや大腸がんの発見に力を発揮しそうな印象ですが、検証はこれからですね。

いやー、内視鏡機器の進歩は本当にすごいですね。
今回のシステムだけでなく、今後の内視鏡の世界は人工知能(AI)の導入が進むことが予想され、一気に様変わりしそうです。

使う側の知識も技術もしっかり刷新していかなければ、あっと言う間に置いて行かれそうなので、こちらも負けずに勉強せねば・・・

9月1日のクリニック開院日から、新システムによる内視鏡検査が可能ですので、ぜひお気軽にお問合せください。

西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ