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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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胃腸内科 / 内視鏡内科

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開院2年:IBD患者さんの診療実績

開院2年:IBD患者さんの診療実績

わたしたちのクリニックの内視鏡検査以外の大きな特徴は、炎症性腸疾患(IBD)の専門的な診療を受けられることです。

 

開院当初、わたしが大学病院や関連病院で診ていたIBD患者さんのうち、約250名の方をクリニックに引き継がせていただきました。

 

そこから、年に約50名ずつIBD患者さんの来院が増え、潰瘍性大腸炎(UC)とクローン病(CD)の患者さんを併せると1年目に321名、2年目には377名の診療を行わせていただきました。

当院通院中のIBD患者さんのうち、過去の経過も含めて「難治」に該当する方は、UCの37%、CDの84%に上ります。

 

ステロイドや栄養療法しか治療の手段がなかった時代に比べると、これら難治の方の病状は「生物学的製剤(バイオ製剤)」や「JAK阻害薬」などの新薬の登場により、格段に安定するようになりました。

現在、当院でこれらのお薬を使用中の患者さんは、100名を超えています。

これは、多くの中核病院の消化器内科における治療実績を、上回るものではないかと思います。

 

これらのお薬をうまく使うことで、以前は当たり前だった「悪化したら入院・絶食」という必要はなくなり、多くの「難治」の患者さんを「外来」で診られるようになりました。

 

おそらく、UCの患者さんのうち95%以上は、一生に一度も入院することなく、クリニックだけで治療を完結できる時代になったのではないかと思っています。

 

つまり、IBDは難病であるけども、治療の進歩によって必ずしも「専門病院」で診なければならない病気ではなくなってきました。

 

そして、わたしたちのような「IBD専門クリニック」には、大学病院などの「専門病院」にはないメリットがあると思っています。

 

・学業や仕事がお忙しいIBD患者さんに、土曜日も含めたフレキシブルな個別治療の対応ができること

 

・便中カルプロテクチン迅速検査の結果をすぐにお伝えすることで、患者さんと一緒に病気の状態を把握しながら治療の方針を決められること

 

・来院が難しくなる妊娠・出産、転居、学業や仕事で多忙などのライフイベントの際に、オンライン診療が選べること

 

・スタッフが日々の生活や学業、仕事で困っていること、食事や治療の心配などをお聞きし、セルフケアの方法や治療の選択、仕事と治療の両立支援などに繋げていけること

 

こういったきめ細やかな対応は、大きな病院では難しく、クリニックならではのアドバンテージだと思います。

 

もちろん、逆に病院にしかできないこともあります。

急な悪化による入院対応や、小腸病変の検査、肛門病変の外科的処置などは、大学病院としっかり連携を取りながら診療に当たっています。

 

今後もIBDの患者さんにわたしたちのクリニックを選んでよかったと思って頂けるよう、スタッフと一緒にさらにブラッシュアップしていきたいと思います。

 

西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F

「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ

 

日本消化器内視鏡学会専門医 

日本消化器病学会専門医、評議員

日本消化管学会胃腸科専門医

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