自分って誰?
- 2023年6月5日
- 関西あるある
「自分って誰?」
いや、哲学的な話なんかではまったくなく・・・
関西人の使う「自分」がもたらすカオスな会話。
関西人「自分、どれにするん?」
関東人「えっ・・・?」
(はっ?なんで私に聞くの?あなたがどれを選ぶかなんて分かりませんけど・・・)
関西人「早よ選びーや。」
関東人「えっ・・・???」
(私が?あなたのを??)
関西人「自分、どっから来たん?」
関東人「・・・・???」
(初対面のあなたのことなんて知りませんけど・・・って言うか、自分がどこから来たか分からないなんてある?やばくない?)
相手に対して「自分」と呼ぶ・・・関西人にとっての「自分」は、1人称の「わたし」の時もあれば、2人称の「あなた」の時もあるっちゅーわけです。
ややこしことこのうえない異次元世界、それが関西。
ちなみに関西人が2人称の「自分」を使うのは、対等か目下の立場のフランクに話せる相手に対してだけ。
目上の人には絶対に使いません。
ニュアンス的には、標準語で言うところの「おまえ」に近いと思といてください。
実は他にも、関西と関東で意味が異なる言葉はぎょーさんあります。
関西人「カッター、クリーニング出しといて!」
関東人「カッター!?」
関西人にとって「カッター」はカッターシャツ=ワイシャツのことですが、関東人にと
ってのカッターはカッターナイフのこと。
クリーニングに出したら、もはや事件やがな。
ちなみに、カッターシャツは本社が大阪のミズノが販売しているシャツの商品名なんやって。知らんかったわ。
関西人「これ、なおしといて。」
関西人「別に壊れてませんよ。」
関西人の「なおす」は、「片づける」という意味で使います。
ただし、「修理する」という本来の意味でも「なおす」を使うんですね。
どっちの意味なのかは、その場の状況や文脈からくみ取るしかないというカオス。
関西人が捨てるの意味で使う「ほってきて」「ほかして」が、関東人には全く通じないのも有名ですね。
奥深すぎる関西弁よ。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医