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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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手軽に腸活!おやつにドライフルーツ

手軽に腸活!おやつにドライフルーツ

ここ数年のことですが、雑誌や本、ネットなどあらゆる媒体で「腸活」の2文字を目にすることが多くなりました。

 

「腸活」とは、心身の健康を保つために腸の環境を整えることです。

 

「健康な体のすべては腸から始まる」といっても過言ではないほど、みなさんが思っている以上に、腸の状態は全身に影響しています。

便秘、下痢、お腹の張りといった分かりやすい腸の不調だけでなく、アレルギー、肥満、肌荒れ、うつ、不眠、糖尿病、動脈硬化、がんといったさまざまな体の不調や病気の背景に、腸内細菌の乱れがあることが分かってきました。

 

ですので、「腸活」で得られる効果は、便秘の改善やダイエットだけでなく、美肌、免疫力アップ、精神の安定、生活習慣病やがんの予防にまで及びます。

 

腸内の環境は、運動や呼吸、睡眠など日常生活におけるさまざまな要因で変化しますが、最も大切なのはやはり食事です。

 

昔の日本人は、野菜や穀類を中心に、みそや漬物などの発酵食品もよく食べ、腸内の善玉菌にとって好ましい食生活をしていました。

ところが、食の欧米化が進んだ今日では、肉を食べる機会が増え、食物繊維を摂取する量が極端に減ってしまいました。

脂質や動物性たんぱく質を好む悪玉菌にとっては、まさに好都合の環境です。

しかも、仕方のないことではありますが、今やあらゆる食品が添加物まみれ。

添加物は言うまでもなく腸内細菌に悪影響を及ぼします。

 

このようにして乱れた現代人の腸内細菌のバランスを整えるために、意識して腸に良い行いをするのが「腸活」です。

「腸活」にはさまざま方法がありますが、大切なのは腸を善玉菌が住みやすい環境にしてあげることです。

その方法は、大きく分けて2つあります。

・善玉菌そのもの、すなわち発酵食品を食べること(プロバイオティクス)

・善玉菌の栄養となるオリゴ糖や食物繊維を食べること(プレバイオティクス)

 

腸活関連の本には、色々なおすすめレシピが挙げられていますね。

 

・・・ですが、

 

おいしそうだし、体に良いのは分かるけど、実際に作るのはなかなか面倒で大変です。

やれ添加物はダメだとか、やれ有機栽培の野菜だとか気にし出したら、きりがないしお金もかかる。

 

・・・で、結局は続かない。

 

では、もっと手軽に腸活を始められる食べものと言えば・・・

 

院長のお勧めは、「ドライフルーツ」です。

小腹が空いたときに食べる焼き菓子やケーキ、チョコレート、おかきやスナック菓子をこれに変えるだけ。

ドライフルーツは水溶性・不溶性、両方の食物繊維を豊富に含んでいます。

しかも、「お手軽」「おいしい」「罪悪感なし」の3拍子。

・・・最強のおやつじゃん!

 

そこで腸活の実体験を兼ねて、ドライフルーツをお取り寄せして食べ比べするのに最近ハマっています。

(←女子力!)

 

一口にドライフルーツと言っても種類はとても豊富で、干し方によって食感も味も随分違い、色々試すとおもしろい。

いくつか、おすすめをご紹介しましょう。

 

①ドライなつめ

(試した商品:ベジキッチン ビューティースナッキング ドライなつめ)

食物繊維だけでなく果物では珍しい葉酸が豊富に含まれる、女性にやさしいアジアがほこるスーパーフードのなつめ。

いや、「なつめ」なんて腸活の勉強するまで聞いたことなかったけど。

これが、カリッとした食感で香ばしく、やさしい甘みで食べやすい。

 

②ドライいちじく

(試した商品:大粒やわらかドライいちじく 美味しさは元気の源 自然の館)

いちじくには、食物繊維はもちろん、鉄・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。

ワインのお供にもありだな。

 

③バナナチップス

(試した商品:くだもの屋さんのサクサクバナナチップス デルタインターナショナル)

バナナには食物繊維だけでなく、同じく善玉菌の栄養素になるオリゴ糖も豊富。

これは昔懐かしの硬〜いバナナチップスとは違い、ココナッツオイルで揚げてあり、サックサクの軽い食感。

砂糖が使われているようですが、甘さも控えめでおいしいです。

 

④干し芋

(試した商品:べにはるか ほしいも 幸田商店)

フルーツではありませんが、干し芋も腸活に超おすすめ。水溶性食物繊維も豊富です。小腹が減った時にちょうどいい。

 

他にも定番の干しぶどうやかんきつ類、リンゴ、マンゴー、キーウィ、イチゴなど本当に色々ありますが、できれば添加物や砂糖が使われていない、自然そのままのものを選ぶのが理想的です。

ちゃんとしたものはそれなりのお値段がしますが、生の果物の値段と手間暇を考えるとこれはしょうがない。

 

積極的に食べることで食事だけでは不足しがちな食物繊維や栄養素を補うことができるドライフルーツは、食べることを我慢せずに健康になれる言わば「攻めの間食」。

ただし、水分が抜けて凝縮している分カロリーや糖質は多いので、食べ過ぎには注意してくださいね。

 

西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F

「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ

 

日本消化器内視鏡学会専門医 

日本消化器病学会専門医、評議員

日本消化管学会胃腸科専門医

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