悲報:チェルシー販売終了
- 2024年3月17日
- 日常
ほ~ら~ チェルシ~ィ~ もひと~つ~ チェルシィ~~🎵
「あなたにもー、チェルシー、あげたーい」(by 金髪少女)
・・・のCMでおなじみの(←若者にはまったくおなじみでないわ)
あのチェルシーが・・・
2024年3月末で販売終了になる!というニュースが駆け巡り、X(旧ツイッター)のトレンド入りしたのは3月4日のこと。
ショック・・・゜゜(´□`。)°゜。
明治さん曰く「市場環境や顧客のニーズの変化で売り上げが低迷し、これ以上の継続は難しかった。苦渋の決断だった。」とのこと。
え~~! 明治さん、売り上げに困っているなら早く言ってよ~!
オレが何とかしたのに。(←何ともならんわ!)
何を隠そうわたくしは、「チェルシーヨーグルトスカッチ」の大ファン。
子供の頃から、通算何箱舐めたことか。
人生で一番多く舐めた飴はチェルシーだと断言できるわ。
えっ? チェルシーにそんなに思い入れないって?
いやいや、チェルシーのおいしさは唯一無二ですよ。
まず、他の飴ちゃんでは味わえないあの絶妙な溶け具合よ。
口に入れるとゆっくーり、じんわーり、とろーっと溶けだし、まったり濃厚な甘酸っぱいヨーグルトの味わいが口の中いっぱいに広がる。
そして、舌の上でジャストフィットするあの形よ。
つるつるの表面を舌の上でチューチュー吸って溶かすと、最後はペランペランの板状になる。
「最後まで舐めきる?」「パリッと噛んじゃう?」
・・・と逡巡する瞬間もいとおかし。(お菓子だけに)
夏場にベットベトに溶けて、包み紙と一体化するのもいとおかし。(←趣はないやろ)
大学生の頃、電車に乗るときに駅の売店でよく買ってたなぁ・・・。
大人になってからも、懐かさを求めてときおり食べてたなぁ・・・。
最後に食べたのはいつだったかなぁ・・・。
4-5年ぐらい前かなぁ・・・。
ちなみに1971年に誕生したチェルシーは、わたしの1年後輩。
たぶん、この販売終了を一番悲しんでいるのはわたしら中年層と思われます。
対して最近の若者は、「飴離れ」が加速しているのだとか。
15~29歳の若年層で1年間に1度でも飴を買った人の割合は、2023年の調査で3割弱。
この10年で2割強も減ったらしい。
つまり7割以上の若者は飴をほぼ買わない。
そして、若者が飴を敬遠する理由は、「タイパ(タイムパフォーマンス)」が悪いからなんだそう。
長時間かけて何かを楽しむより、その瞬間、瞬間で物事を楽しむタイパ重視の若者の嗜好によって、飴やガムは廃れ、短時間に食べ終わって食感も楽しめるグミの市場が伸びているのだとか。
若者よ・・・。時間をかける良さもあるんやで。(←昭和のおじさん、うざい。)
そう言えば、カンカンに入った宝物こと「サクマ式ドロップス」も会社ごと去年に廃業したのだそう。(いつもハッカ味だけ残っとったなぁ・・・)
50年以上も愛されてきた長寿商品も時代の波には勝てず。
ノスタルジーだけで飯は食えないのだ。
ちなみに、チェルシーは販売終了のニュースと同時に店から消え去り、ネットで高額転売されている模様。
さよなら、チェルシー。
もひとつ、舐めたかったよ。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医