作文とプレゼンの極意「ABT」
- 2020年6月22日
- 日常
毎日ブログを書くようになり、嫁さんから「意外と文章書くのうまいね」というお褒めの言葉をいただきました。
「意外と」は余計ですがね。
おかげさまでこの数年間、全国各地からたくさんの講演依頼を頂くようになり、「分かりやすくて良かったよ〜」と言ってもらえることも増えました。
でも、決して最初からプレゼンが上手だったわけではありません。
5年前の講演スライドを今見ると、そりゃあ、まぁひどいもんです。
せっかく話す機会が貰えるのなら、もうちょっと魅力的に伝えたい。
そこで、途中で眠気を誘うつまらない講演と、時間が経つのさえ忘れてしまうような興味深い講演はいったい何が違うのか?について色々と勉強しました。
いらない文字は極力削る、フォントはとんでもないくらいに大きく、セリフは全部暗記して前を向いて話す・・・違いを生み出す要因は多岐にわたりますが、一番大切なのは何か?
結論を一言で言うと、それは「物語性」の違いです。
典型的なつまらない発表、講演は「AAA」でできています。
なになに・・・
そして(and)、なになに・・・
そして(and)、なになに・・・
そして(and)、なになに・・・
And,and,andでただただ事実の羅列が続くと、聞く方は興味を失ってしまいます。
どこが大事なのかも、さっぱり伝わりません。
一方、魅力的な発表、講演は「ABT」でできています。
なになに・・・
そして(and)、なになに・・・
しかし(but)、なになに・・・
だから(therefore)、なになに・・・
そこにあるのは分かりやすい「物語性」です。
まず何を伝えたいのかを明確にして、そこにつながる物語を「ABT」で作り上げるのが、人を引き付ける発表の最大のコツです。
プレゼンだけでなく、思わず引き付けられる内容の文章も「ABT」で書かれています。
実は、今日のブログも「ABT」でできているんですよ。
みなさんも、機会があれば試してみてください。
西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ