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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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ワインという名の沼

ワインという名の沼

「私の血はワインでできているの・・・」とは故川島なお美さんが遺した名言(迷言?)ですが、私の場合は流れている血はワインとビールのハーフ&ハーフぐらいでしょうか。

 

ワインと言う名の「沼」に足を踏み入れたのは、今を遡ること12年前。

 

きっかけは、DDW(米国消化器病週間)という学会でアメリカはサンディエゴに訪れた際に飲んだ、オーパス・ワンというワイン。

 

ワイン好きなら誰もが知るカリフォルニアを代表するワインであることを当時は知る由もなく、華やかな香りと重厚な味わいに「こんなうまいワインがあるんや・・・」と、ただただやられちゃいました。

 

以来、俄然ワインに興味が湧き、本やネットの情報を読み漁り、世界各地のワインを飲んで自分の好みを探すという「終わりなき旅」が始まったのです。

「寝かしてなんぼ」と言われるように、ちゃんと作られているワインは熟成が進んでからその真価を発揮します。

しかし、超絶繊細な飲み物ですので、日本の夏場に室温に置いとこうもんなら、ものの数時間で劣化してしまいます。

 

寝かしておくためにはセラーは必須。

すぐさまヨメ様を説得し、120本収納できる私の背丈ほどあるワインセラーを購入したのでした。

 

「えっ、120本も!!」と驚かれるかもしれませんが、週1本ペースでも年52本消費しますので、熟成を待つワインと普段飲み用のデイリーワインでセラーは常にギウギウの満床状態。

 

一時は、市場では手に入らないレアな飲み頃ワインをオークションで落札するという、さらに危険な泥沼もはまりました。

 

ワインは外見だけでは、どんな状態で管理されていたのかよく分かりません。

 

「うわっ、こんなレアワインがオークションに出てる!」

と、テンション爆上げで喜び勇んで落札しても、いざ飲んでみると・・・・

 

チーン・・・コレはお酢ですか?

 

もはや完全に逝ってしまわれている・・・という苦い経験も多々あり。

 

カンナみたいにね~命(お金)を削ってさぁぁ♪(byミスチル)

。゜゜(´O`)°゜。うぁーん・・・

 

でも、たまぁぁぁーにある「超絶大当たりワイン」のその魅力たるや・・・まさに博打の世界ですね。

中村志郎先生の還暦祝いに開けた60年物のワイン、あれはうまかったなぁ・・・。

 

ちなみに、家でワインを開けるとき、ヨメ様には一切値段を明かさないのですが、お安いデイリーワインはちーーーっとも盃が進まんのに、ちょっとお高い奴は「これおいしいわ。」とクイクイお飲みになられる。

 

いや、よくお分かりで・・・。

 

さて、異常気象による生産量の減少、需要の高まり、投機目的としての価値が見出されるようになったことなどから、年々価格が高騰し続けているワインですが、この数年はさらに爆上がり。

 

とくに私が愛してやまないフランス・ブルゴーニュのピノ・ノワールは、10年前と比べると2~5倍という、もはやおいそれと買えない価格になってしまいました。

(それでも人気のワインは、瞬殺で売り切れるんですけどね。)

 

ちなみに、先述したカリフォルニアのオーパス・ワンも10年前のおよそ3倍。

 

しかも、今買っても飲み頃は5年、いや10年先か・・・。

 

そのころに果たして元気に飲める体なのかも分からず、いつまで買い続けるのか?・・・という、「ワイン終活」にちょっぴり悩みながらも(←悩んでへんやろ)、週末に飲むワインを楽しみに日々の診療をがんばる今日この頃なのでした。

 

まぁだぁ~、限界だなんて認めちゃいないさぁ~♪(byミスチル)

 

「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ

 

日本消化器内視鏡学会専門医

日本消化器病学会専門医、評議員

日本消化管学会胃腸科専門医

日本炎症性腸疾患学会専門医・指導医

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