フィンランドサウナ紀行その①
- 2024年5月19日
- 日常
「先生、フィンランド行ってきたんですか?」
・・・と、ブログを読んだ患者さん数名から聞かれましたが、はい、その通り。
GWに行ってきたのはサウナー憧れの「聖地」フィンランド。
北欧雑貨や家具好きのヨメ。
本場のサウナを体験したいわたくし。
普段はかみ合わないふたりの思惑がみごとに一致し、今回のフィンランド旅行と相成りました。
フィンランドは、言わずと知れたサウナ発祥の地。
人口550万人に対して300万個!以上のサウナがあると言われるサウナ大国。
つまり、自宅にマイサウナは当たり前。
さらに、公共のサウナ施設も山ほどあります。
サウナーのディズニーランドや~。
・・・と言うことで、ファンランド滞在中、タイプの異なる3つのサウナ施設を満喫してきました。
まず訪れたのは、国立公園の中にある公衆サウナKuusijärvi(クーシヤルヴィ)。
ヘルシンキ中央駅からバスで揺られること50分。
途中、ひとっこ一人いない山の中のこんなバス停で乗り継ぎ(←不安しかない)。
ほんまにバス来るんかいな・・・と思っていましたが、ちゃんと時間通り来ましたよ。
Google Mapさまさまよ。
さて、辿り着いたクーシヤルヴィは、森と湖に囲まれた最高のロケーションでスモークサウナを味わえる場所。
スモークサウナとは、簡単にいうと煙突がないサウナの原型。
早朝から7~8時間かけてストーブに薪を焚べ、大量に積まれた石を温め、充満した煙を小屋の外に逃がし、壁や座面の煤を掃除するという、入るまでに大変な手間がかかるサウナです。
クーシャルヴィには、小2つ、大1つの計3つのスモークサウナがありました。
さっそく、小さい方のサウナに入ってみると・・・。
燻された部屋は煤で真っ黒。
小窓から柔らかな光が差し込む、落ち着いた空間。
スモーキーな香りが立ち込める中、じっくりと蒸されます。
これはよいわ・・・。
ちなみに、もう1つの小さい小屋に入ってみると・・・
あれ? こっちは誰もいないやん・・・
・・・??
あっづぅぅぅ!! (;゚Д゚)
皮膚がじりじり焼ける!
と言うか、焦げる!!
もはや、体の毛ぇ全部燃えてるんちゃうんか!!?
3分と持たずに転がり出て小屋の室温計を見ると・・・・「130℃」。
「130℃」ですよ、奥さん。
ちなみに入ったのはオープン間もない13:30分。
新たに薪をくべないスモークサウナの特性上、オープン直後の「一番スモークサウナ」が激アツで、夕方にかけて徐々に冷めていくようです。
ローストビーフの気持ちが少しわかった気がしました。(←なにそれ)
ちなみに大きい方のサウナは、マイルドな熱さで入りやすかった。
そして、サウナから出るとそこは湖。
水風呂なんてございません。
桟橋から湖にダイブ!
水温は体感で12-13℃ぐらいかな?
アツアツのサウナのおかげか、意外と寒くない。
ちなみに冬は凍った湖にダイブするようです。(専門用語でアヴァント)
そこから、大自然に囲まれながらの休憩。
サンサンと降り注ぐ太陽に輝く湖面。
芝生に寝転んで木々を見上げながら、涼風に吹かれる。
もう、天国やん。
・・・幸せ過ぎて溶けたわ。
今まで数え切れないほどサウナに入ってきたけど、シチュエーションも含めてこのスモークサウナに勝るものはないなぁ・・・。
日本のサウナとはもはや異次元のレベル。
いやはや、とんでもないサウナに出会ってしまった。
12時間かけても行く価値あるわ。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医