ソロサウナ
- 2021年2月14日
- 日常
コロナ禍の中、今注目されている「ソロ活」。
ソロキャンプ、ソロ焼肉、ソロ高級レストラン・・・関東では「おひとりさま専用Walker」なんて雑誌が発売されるほど、コロナをきっかけにひとりの時間を楽しむことを見直す動きが広がっています。
そんな中、誕生したのが「ソロサウナ」。
そもそもサウナはひとりで行くことが多い場所ですが、東京では昨年11月に完全個室の本格的なサウナ「ソロサウナtune」が開業し、なかなか予約が取れない超人気施設になっているようです。
そして、この度ここ西宮に関西初、しかも世界初の会員制24時間営業の男性専用ソロサウナ施設「Hotters24」が誕生しました。
山の上の住宅街にあるフィットネスジムに併設した施設で、実はこのジムに通うクリニックの看護師さんから「こんなサウナができるらしいよ。」という情報を昨年秋にいち早くゲットし、今か今かと開業を持ち望んでいました。
月額制の会員にならないと入れない(月額8910円!)という、今までのサウナとは違ったなかなかのハードルの高さですが、たまたま自宅から近いということもあり、土曜日の診療終了後に早速行ってきました!
結論・・・なかなか良い。いや、これは思っていた以上に良いです。
まずサウナ室ですが、80℃、90℃、100℃と3段階に自分で設定可能な個室が5室あります。
そして、個室の良いところは何といっても「ロウリュ」が自分の好きなタイミングでできること。
「ロウリュ」とはストーブの上に乗せられているサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させることです。これによって体感温度が一気に上昇し、大量に発汗します。
サウナ施設には、
①ロウリュができない(=昭和カラカラ系サウナ)
②決められた時間に施設の人が水を撒くロウリュ
③決められた時間に機械が水を撒くオートロウリュ
④お客さんが自分で好きな時に水を撒くセルフロウリュ
の4パターンがあるのですが、そもそも④の施設は極めて少ない上に他のお客さんを気にしながらタイミングを見計らって自らロウリュをするのは、ベテランサウナ―にとってもなかなかにハードルが高いのです。
さて、行ったときのサ室の設定温度は全室80℃だったのですが、どうせならといきなり100℃に変えて入ってみました。
「ストーブちっちゃ!これでほんまに100℃なんかいくんかいな?」・・・なんて最初は舐めてかかっていましたが、10分ほど経つと超アッツアツに。
さらにここでセルフロウリュをかますと・・・狂暴な熱波が!
東京の赤坂に「サウナリゾートオリエンタル」というえげつない地獄の熱波を出す施設があるのですが(当然体験済みです)、そこを彷彿とさせる熱波が小さい室内に充満し、「ぬおおぉ・・・あっづうぅぅ・・・」とソロ悶絶。
想像以上の破壊力に、転げるようにあわてて部屋から出ました。
そのあとは普通なら、水風呂へダイブ!・・・となるのですが、ここの施設には残念ながらわたしがこよなく愛する水風呂がありません。
その点は不安でしたが、ヘッドシャワーで冷水を浴びてから、巨大な冷蔵庫のようなフリーザーサウナなるものに入り、下からサーキュレーターで風速10mの風を浴びると、結構ちゃんとクールダウンできました。
しかも自然と体が乾くので休憩前に水をふき取る手間いらず。
うん、これはこれで悪くない。
個人的にはキンキンに冷えた水風呂がベストですが、なかなか良く考えられています。
休憩室も広々としており、デッキチェアに横たわりながらシーリングファンの風を浴び、流れる水の音を聞いていると・・・はぁぁ・・ととのいました。
ちなみに休憩室は共用ですので、東京の施設とは違い完全なプライベート空間ではありません。
お手軽に行けるのが売りのサウナなのに会員制、月額制なのは賛否もあるでしょうが、新しいサウナの形としてこれは十分「あり」ではないかと。
さ〜て、会費の元をとるために(←セコい)、否、日ごろの疲れをリフレッシュしてより良い医療をみなさまに提供するために(←ホンマか?)せっせと通いますか。
西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ