きな粉パンの思い出
- 2024年2月5日
- 日常
「給食で好きだったメニューは?」と聞かれたら・・・みなさんは何を思い浮かべられるでしょうか?
わたくし的にトップに君臨するのは「きな粉パン」。
えっ? 食べたことないって?
地域や年代によっては、給食に「きな粉パン」が出たことがない方もおられるのだとか。
マジスカ──Σ(∀゚ノ)ノ──ッ!?
油で揚げたコッペパンにきな粉と砂糖をまぶした、ほんのり甘い「きな粉パン」。
粉までおいしいみんなのアイドル。
指までなめた思い出しかないわ。
湿気て茶色くなったやつも、あれはあれでしっとりしてまた良き。
あんなおいしいもんあらへんで。(←美化しすぎ)
焼かずにそのままモシャモシャ食べる給食の食パンが苦手だったわたくしにとって、「きな粉パン」はまさに救世主でした。
当時の給食のパンは、今とは違いパッサパサ。
そもそも、食パンなんてアツアツ、サクサクにトーストしてなんぼのもんやろ!
ほんで、石油ストーブの上で焼いたら、先生に怒られるし。
焼かない食パンにマーガリンとか塗られへんし、全然溶けへんし。
さらに、当時通っていた大阪の小学校はめちゃくちゃ遅れており、給食に大好きな「ごはん」が出たのは試験的にたったの2回だけ。
つまり、6年間ずっとパーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。(京都銀行)
おかずが「ひじきの煮物」でも「パン」。
おかずが「うどん」でも「パン」。
ひじきをおかずにパンは、どう考えても無理あるやろ。
ほんで、うどんとパンって両方主食やろ。
うちの小学校には栄養士はおらんかったんか?
基本残さずに食べてたけど、ときどきどうしても無理な時は、ランドセルか机につめこんどったなぁ・・・。
掃除で机を動かしたときに、カッピカピのパンやカビで真っ青のパンが奥から雪崩のように出てくる子もおったよなぁ・・・。
そんな中、食パン、コッペパン、食パン、コッペパン・・・という、地獄のパッサパサ無限ループから、ときおり解放してくれる救世主が「きな粉パン」なのだ。
あと、忘れちゃいけない「レーズンパン」な。
「黒いし、シワシワやし、食欲がわかん」とか、
「・・・渋いし、まずい」とか、
「若干う〇この臭いがする」とか、
言わんとってやってくれ。
きな粉パンとは真逆で人気ないメニューの上位やったけど、レーズン好きなわたくし的にはあいつも救世主。
あと、「ミルメーク」な。
牛乳ギライのユーウツな気分を吹き飛ばす、牛乳に入れてかき混ぜるだけでコーヒー牛乳に変身する「魔法の粉」。
あいつも間違いなく救世主。
「ミルメーク」と「きな粉パン」が被ったりなんかした日にゃ、もう天国やったな。
さて、この「きな粉パン」、最近では揚げてあるうえに砂糖をオンで高カロリーなため、学校給食から消えつつあるのだとか。
時代は変わったなぁ・・・。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医