おすすめドラマ
クリニックの待合室のモニターでスタッフの紹介を流していますが、この度内容をリニューアルしました。
今回のテーマは3つ。
① わたし〇〇はじめようかな
② 食欲のない日のおすすめ
③ お気に入りの映画・ドラマ・漫画
スタッフのみんなが何を書いているかは、待合室でのお楽しみにして下さい。
あと、今月から非常勤の看護師さんが新たに仲間になりました。
写真撮影がまだですが、近々紹介もアップしますのでよろしくお願いします。
さて、今日はわたしの③を。
わたしのおすすめは、鈴ノ木ユウさんの漫画を原作とした医療ドラマ「コウノドリ」です。
テレビでは2015年に放映され、2017年にはセカンドシリーズも放映されました。
産婦人科医であり、天才ジャズピアニストでもある主人公の鴻鳥サクラが、命が誕生する現場で奮闘する姿を描いています。
医療を題材にしたドラマは数々ありますが、その中でも「コウノドリ」はわたし的には傑作だと思います。
日本で作られる医療ドラマの多くは、超人的なドクターが登場するいわばファンタジー医療ドラマ。
「わたし失敗しないので!」・・・的なものは、もちろんそれはそれで面白いんですが、同時に「いや、それはないやろ!」というツッコミどころも満載です。
「メロンです。領収書です。」のやり取りとか最高やけど。(←めっちゃ好きやん)
対して「コウノドリ」には、スーパードクターは出てきません。(天才ピアニストという設定はおいといて)
扱うテーマも「飛び込み出産」「中学生の出産」「新型出生前診断」「切迫流産」「不妊治療」「高齢出産」「産後うつ」などなど、身近に起こりうるものばかりです。
ですが、生命の誕生の現場で起こるさまざまな困難に対峙する親、そして医療従事者の心の葛藤を、丁寧に、真剣に、リアルに描いていてとても好感が持てます。
主演の綾野剛はもちろん、「ツン」キャラの星野源も良いし、何といっても女優陣が良い。
人間味溢れる助産師役の吉田羊は最高だし、熱量があって不器用で真っすぐな新米医師役を演じる松岡茉優もすばらしい。
決して「お涙ちょうだい」のドラマではないのですが、ほぼ毎回涙腺が崩壊します。
それはこのドラマが、命が生まれ、無事に育っていくということは決して当たり前ではなく、奇跡なのだと改めて気づかせてくれるから。
こんなに、心を揺さぶられるドラマはそうそうありません。
出張の時に道中の飛行機や新幹線でよく見ていたのですが、公共の場でiPadを抱え、鼻水ジュルジュル言わしてひとり号泣するおっさんは、傍から見るとめっちゃ気持ち悪かったはず。(←情緒不安定な人かと思われるわ)
年をとって涙腺がもろくなったそこのあなた。
見る時には、お気を付けください。
ティッシュかハンカチのスタンバイをお忘れなく。
1話が1時間弱ですので、クリニックでの点滴中や、大腸カメラの前処置の際に、貸し出ししているタブレットでぜひご覧になってください・・・と言いたいところなのですが、以前はAmazon prime videoから無料で見られたのが、今は残念ながらレンタルになってます。
でも、お金を払ってでも見る価値は十分にありますよ。
気になった未見の方は、ぜひどうぞ。
西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医