「ひだまり会」無事終わりました!
「ひだまり会」にご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
スタッフに「クリニックに来てもらっているIBD患者さんの会をやりたいんだよね〜。」と話したのは、確か昨年の秋のこと。
いったい、どれくらいの患者さんに来ていただけるのか?
そもそも、このインターネット全盛のご時世に、患者さん同士が顔を突き合わせるような交流会が本当に必要とされているのか?
しかも、コロナの情勢がどうなるのかもよく分からない。
・・・と、不安要素を考えだすとキリがありませんでしたが、ウチのクリニックのクレドは「失敗や変化を恐れず、新しいことにチャレンジします」。
「とにかく一度やってみよう。」ということで、企画が動き出しました。
・・・と、えらそうに申しておりますが、実際にわたしがやったのは、会場の予約と講演の準備だけ(←しかも直前)。
後はすべて優秀なスタッフが知恵を絞り、何度も何度も打ち合わせをしながら、周到に準備をしてくれました。
おかげさまで、予想を超える47名のIBD患者さんとご家族にお越しいただき、講演会、交流会ともにトラブルもなく、無事に終えることができました。
終わっての感想・・・やっぱり、やってよかった!
情報収集も交流も、SNS、コミュニティーサイトやブログでお手軽にできる時代なのかも知れないけれど、顔と顔を突き合わせて言葉を交わすのとはわけが違う。
人は弱い生き物です。
生きていくうえで、自分だけでは処理しきれないことはたくさんあります。
そのうえに、難病。
でも、難病になった悩みを、親しい友人や同僚、家族にさえ打ち明けられないことも少なくないでしょう。
同じ病気の仲間同士だからこそ、
ホッとできたり
共感してもらえたり
受け入れてもらえたり
悩みを相談できたり
苦しかった過去をさらけ出せたり
励ましあえたり
アドバイスをもらえたり
趣味の話をできたり
・・・そういう空間があることは、とっても大切だと改めて感じました。
そしてみなさん、思いやりがあり、やさしい。
病気は弱みなのかも知れませんが、その弱さが人をやさしくさせ、深い愛を生んでいるのではないかと思います。
終了後に、
「来てよかった!」
「次回も参加します!」
というお声もいただけました。
本当にうれしい。
わたしにとっても、「クリニックを開業してよかったな」と改めて思える1日になりました。
最高の患者さんと最高のスタッフに感謝を込めて。
あらためて「ありがとう」。
また、来年必ず開催しますので、これからもお付き合いをよろしくお願い致します。
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医