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ひだ胃腸内視鏡クリニック

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あると幸せ?な胃ポリープとは?

あると幸せ?な胃ポリープとは?

検診で受けた胃のレントゲン検査の結果、「胃にポリープがありますので、精密検査を受けましょう」なんて書かれていると心配になりますよね。

みなさまの中でイメージされるのは、「ポリープ=できもの=がんが心配」といったものではないでしょうか?

でも、それは正しくありません。

ポリープとはイボのように出っ張ったもの全般を指しますが、実は種類によってかなり性質が違います。胃ポリープは一般的に、胃底腺(いていせん)ポリープ、過形成(かけいせい)ポリープ、胃腺腫(いせんしゅ)の3つに分類されます。

このうち、「あると幸せ」なポリープが胃底腺ポリープです。

一番よく見つかるポリープで、ピロリ菌のいない、きれいな胃の粘膜に発生するという特徴があります。サイズは2〜5mm程度と小さなポリープで、組織の検査をするとGroup1(間違いなく良性)と診断され、癌化することはまずありません。内視鏡で見ただけで分かりますので、そもそも組織検査をする必要さえ基本的にはありません。

胃底腺ポリープができる原因はよく分かっていませんが、女性に多く見られるので女性ホルモンが影響しているのではないかと言われています。
また、逆流性食道炎などの治療に使われる胃酸を強力に抑えるプロトンポンプ阻害薬を飲んでいる方にも、胃底腺ポリープはよく見られます。

この胃底腺ポリープは放っておいて大丈夫なばかりか、ある方がかえってピロリ菌がいないきれいな胃であることが多く、がんになりにくい胃だと言えることから、別名「幸せポリープ」と呼ばれることもあるのです。
ですから、ポリープが見つかったからと言って、毎年経過をみる必要は全くありません。
とくに、胃レントゲン検査は放射線の被ばくもありますので、胃底腺ポリープがみつかった人は、個人的には毎年レントゲン検査による検診を受けるのは止めるべきだと思います。

 

一方で、幸せじゃない方のポリープは過形成性ポリープと胃腺腫です。どちらも良性ポリープですが、ピロリ菌が高い割合で感染しており、確率は高くないもののポリープ自体ががん化する可能性があります。

過形成性ポリープは、ピロリ菌の除菌が成功すると消退・消失することがありますので、ピロリ菌が陽性なら、まず除菌治療を受けましょう。

胃腺腫は組織検査ではGroup3(がんではないが、腫瘍性)に該当します。胃腺腫と診断された場合は、年に一度ほど内視鏡検査で経過観察を行うか、内視鏡的粘膜切除術で治療を行った方がいいでしょう。

このよう胃ポリープはどんな種類なのかでまったく対応が違いますので、専門の先生にしっかり方針を聞くのが肝心です。
本当は「幸せポリープ」なのに、「ポリープがあるから毎年胃カメラを受けなさい」なんて説明する先生は、信用できないかもしれませんよ・・・

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「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸の公式ブログ