まず一度ご来院いただき、採便キットをお持ち帰りいただきます。
当クリニックでは約10分で測定可能な便検査機器(全自動便尿分析装置AA01:アルフレッサファーマ)を導入しておりますので、便を持ってきていただいたその日のうちに気になる結果をお伝えすることができます。*
*注意:西宮市が大腸がん検診(便潜血検査)の場合は、外部機関に検査を依頼する必要がございますので、結果が出るまでに1〜2週間程度要します。
便の中に目で見て分からないほどの微量な血液が混じっている(陽性)か、いないか(陰性)を調べます。通常は2日間の便を調べ、1回でも陽性であれば大腸がんなどの大腸の病気の可能性があるため、大腸カメラで精密検査を行います。ただし、陰性の場合でも大腸の病気が存在することがありますので、毎年続けて受けることが大切です。
カルプロテクチンは主に好中球という免疫細胞から放出されるタンパク質です。腸の粘膜に炎症が起きると、便の中のカルプロテクチン濃度が炎症の程度と相関して上昇します。
潰瘍性大腸炎の患者さまの便を調べることで、腸の炎症の程度を、安全に、簡便に、客観的に評価することができるようになりました。内視鏡検査の代わりに炎症を評価することができますので、身体だけでなく経済的な負担の軽減にもなります。便中カルプロテクチン検査は、3ヶ月に1回を限度として保険適用が認められています。
当クリニックでは便を持ってきていただいたその日のうちに結果が分かりますので、治療や検査の方針をすぐに決めることができます。
詳しくは院長ブログ「腸の炎症を便で調べる!カルプロテクチン検査」をご参照ください。
西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医