腹部超音波検査(腹部エコー検査)とは、肝臓・胆のう・すい臓・腎臓・脾臓・膀胱を中心に、腹部の臓器に異常がないかを調べる検査です。腹部超音波検査で分かる主な病気は、脂肪肝、慢性肝炎、肝臓がん、胆のう炎、胆嚢ポリープ、胆石、腎結石、腎腫瘍、慢性膵炎、膵臓がんなどです。
腹部の臓器の小さながんはMRIやCTよりも超音波検査の方が見つけやすいと言われています。しかし、膵臓がんはサイレントキラーと呼ばれ、腹部超音波検査でも早期発見が極めて難しいとされています。その一つの理由として、膵臓の前にある胃に溜まっている空気が邪魔をして、超音波が膵臓まで届かずに詳しく見ることが難しい点が挙げられます。
そこで大阪成人病センターが開発したのが、検査の直前に気体の溶け込みが少ないミルクティーを飲んでいただき、胃の中を満たすことで膵臓を見やすくするという方法です。当クリニックではこの「ミルクティーエコー」で、膵臓も含めた腹部の臓器を超音波で詳しく検査させていただきます。
ミルクティーエコーで検出された膵嚢胞
西宮市田中町5-2西宮駅前メディカルビル3F
「ひだ胃腸内視鏡クリニック」院長 樋田信幸
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医、評議員
日本消化管学会胃腸科専門医